2026.09.16

福島イノベ地域ツアーを開催しました。【1日目開催レポート】

福島浜通りの「いま」を知り、事業の可能性を考える2日間 

9月3日・4日の2日間にわたり、「FTCビジネスアイデア事業化プログラム」の福島イノベ地域ツアーを開催しました。 

本ツアーは、福島イノベーション・コースト構想の対象地域(イノベ地域)への理解を深め、現地での事業展開を具体的にイメージするとともに、採択者同士の交流を図ることを目的としたものです。 

福島県浜通りを中心にバスで各地を巡り、スタートアップ支援施設や企業、行政の皆さまなど、地域の復興・産業振興に携わる方々から直接お話を伺いました。現地を実際に訪れ地域の「いま」と向き合う、密度の高い2日間となりました。 

【1日目レポート】

初日は、あぶくま信用金庫を訪問し、南相馬市における起業支援の取り組みについてお話を伺いました。 

南相馬市のご担当者からは「ロボット産業集積のまち」として、MIC(南相馬市産業創造センター)や福島ロボットテストフィールドなど、ドローン・ロボットや航空宇宙分野のスタートアップが実証実験を行いながら事業を行える環境が整っていることを伺い、地域の産業特性や、スタートアップを取り巻く支援環境について理解を深めました。 

続いて双葉町へ移動し、双葉町役場のご担当者に駅周辺をご案内いただきながら、震災後の復興状況についてお話を伺いました。 

双葉町は、東日本大震災と原発事故の影響により、11年5か月にわたり全町避難を余儀なくされた地域です。現在は「双葉駅東地区まちづくり基本構想」を元に帰還・居住に向けた生活の基盤づくりに加え、双葉駅周辺の開発や新たな「働く拠点」となる中野地区復興産業拠点の整備などが進められています。 

こうしたまちづくりを進める双葉町が掲げる重点パッケージの一つが「挑戦」です。今まさに、ゼロから新しいまちづくりを進めている双葉町では「まだ完成していないまちだから、一からつくる挑戦の当事者になれる」というメッセージを掲げています。事業成長に向けた新たな起点として双葉町を活用する事業者を呼び込み、地域とともに新たな価値を生み出していくため、重点的な支援を行っています。 

駅前では、焙煎所「open roastery Alu.」を営む深澤諒氏からもお話を伺いました。秋田から浜通りへ移住し、現地で事業を立ち上げた深澤氏の経験は、これから福島での事業展開を考える採択者にとって、地域で起業することを具体的に考える機会となりました。

その後、F-BICC(双葉町産業交流センター)では、「双葉町への移住者を増やすための事業を考える」をテーマにワークショップを実施。4チームに分かれ、ランダムに設定された条件を満たしながら、採択者同士で議論を重ね、事業アイデアの創出に取り組みました。最後には、福島イノベーション・コースト構想の関係者や双葉町の方々から講評をいただき、1日目を締めくくりました。

2日目の開催レポートも後日掲載予定です。