福島イノベーションコースト構想 ビジネスアイデア事業化プログラム

福島イノベーションコースト構想 ビジネスアイデア事業化プログラム 福島イノベーションコースト構想 ビジネスアイデア事業化プログラム

ビジネスアイデア事業化プログラムとは

福島イノベ地域*1において、重点6分野で起業や事業化をめざす企業や個人の方を対象に、経験豊富な専門コンサルタント事業者が技術シーズのブラッシュアップを行い、事業化に導くプログラムです。採択されると試作品開発や市場調査、実証などに活用できる最大300万円 補助率3/4 (特定要件*2を満たせば4/5)の資金支援を受けることができます。

*1福島イノベ地域とは
福島県の浜通り地域等に位置する15市町村(いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町及び飯舘村)をいいます。

*2特定要件(次のいずれかに該当する場合)
A.ビジネスコンテスト(国・県等が実施・後援するもの)で優秀な成績を収めたことがあること。
B.J-STARTUP(地域版を含む)に選定されていること。
C.大学等発ベンチャーとして認定されており、補助金の交付申請時点において大学の施設・設備を使用できるなどの具体的な支援を受けていること。
D.事業を推進するうえで連携協定書等により福島県浜通り地域等の自治体との合意がなされていること。
E.VC(ベンチャーキャピタル)等からのエクイティ出資等の資金調達を行っていること。
F.大学等と共同研究をしていること。

補助金についての詳細はこちら

重点6分野について

ビジネスアイデア事業化プログラムでは以下のいずれかの分野に当てはまるビジネスアイデアをお持ちの方を募集しています。具体的なプロダクトがなくても応募できます。ビジネスアイデアを社会実装させたい方の応募をお待ちしています!

廃炉

ロボット
ドローン

エネルギー・環境
リサイクル

農林水産業

医療関連

航空宇宙

*申込に際し、どの重点分野に当てはまるかお悩みの場合はお気軽にご相談ください。

支援プログラム

FTCビジネスアイデア事業化プログラムでは、さまざまな学びと実践の場を用意しています。頭の中のアイデアが、ぐんと実現近づきます。

マインドセット育成

・過去プログラム参加者の実体験を学ぶ。

・プレゼンを通じて現時点の実力を認識する。

アイデアブラッシュアップ
ワークショップ

・事業化に重要な3つの要素、「市場ニーズ」「提供する価値」「創業者とチーム」のインプットとアウトプットを繰り返し、アイデアをブラッシュアップさせる。

ピッチトレーニング・交流会

・自分のアイデアを言語化して他人に伝える。

・事業化に向けた関係作り。

E-learning

・プログラム期間中、好きなタイミングで学習ができるよう動画コンテンツを配信。

・アイディネーションから仮説検証、ビジネスモデルの考え方など広範な内容をご用意。

ワークショップ概要

福島県いわき市・神奈川県川崎市で開催予定

1回目

マインドセット育成

過去参加者の実体験に触れ、プログラム参加期間の活動とゴールをイメージし、プレゼンを通じて現時点の実力を認識する

2回目

バリュープロポジション

●市場のニーズの同定
 ➔顧客の課題
 ➔切実なニーズ
 ➔Nice to haveとmust have
●価値
 ➔製品・サービスを通じて価値を届ける
 ➔競合には提供できない価値

3回目

福島イノベ地域ツアー・
マッチング

●イノベ地域へのツアーを実施
現地のニーズを体感する

●進んでいる採択者には個別マッチングサポート

4回目

チーム/ MVP

●ヒト
 ➔なぜ事業を始めるか?
 ➔やりきる力
●チーム
 ➔バランス
●MVPとインタビュー
 ➔MVPとは?
 ➔インタビューの重要性

5回目
6回目

ビジネスモデル/ ピッチ

●ビジネスモデル
 ➔商流、収益モデル、競合、市場規模
●ピッチ
 ➔ピッチの方法論
 ➔ピッチ練習×2回

*なおワークショップは福島県いわき市・神奈川県川崎市の両会場で同メニューを実施。どちらかでの参加が必須となります。
*ワークショップの内容は予告なく変更される場合があります。

伴走型個別メンタリング

6つの重点分野に特化したメンターが、あなたのアイデア・技術を一緒に事業化に導きます!

一般社団法人SPACETIDE理事兼COO
Beyond Next Ventures株式会社
エコシステム部兼宇宙領域アドバイザー

佐藤将史

専門領域:
航空宇宙、リモートセンシング、地図情報、測位、防災

プレモパートナー株式会社
創業者&代表取締役

桜井公美

専門領域:
医療関係

株式会社オフィス・マルベリー
代表取締役

桑名隆滋

専門領域:
農林水産業、医療関連

*他にも募集分野に特化したメンターたちが伴走支援します。

コミュニティ

過去、このプログラムに採択された方との交流会を開催。同じような志を持つ仲間との出会いは、今後の事業成長に大きく繋がります。

採択者インタビュー

創業初期の急成長を支えてくれたプログラム
〜微生物発電で未来を照らす〜株式会社Cell-En代表取締役COO 山口直美氏

1. 御社の事業内容について教えてください

微生物発電装置の社会実装に向けた研究開発をしています。微生物発電とは、微生物が有機物を分解する過程で生成する電子を、電極で捕らえ電気に変換する技術です。単離した高効率の発電微生物と専用の栄養分を開発することで、発電効率を高めることに成功し、特許も複数出願しています。今回、南相馬市と飯館村で発電微生物のスクリーニングに成功しています。2025年秋冬には、福島県内での実証実験を行いたいと考えています。微生物発電を、環境に優しい新しい自然エネルギー、地産地消のエネルギーとして、持続可能な社会の実現を目指しています。

2. 起業の経緯や想いについて教えてください

バイオベンチャーで出会った仲間3名で創業しました。近年の自然災害による、一時的な電気インフラ遮断に伴う社会活動と経済活動の停滞や、地球温暖化による環境破壊に対し、災害時でも安定した電気供給を確保できる新しい持続可能エネルギーの必要性を考えるに至りました。共通の専門分野である微生物が軸となる微生物発電に着目し、試作を重ねるうちに事業化可能な発電量を達成したこともあり、Cell-Enを設立しました。

3. FTCに参加して
・ 申し込みのきっかけと目的

創業時からお世話になっていた方の紹介でFTCを知り、すぐに応募を決めました。オフグリッド型の微生物発電装置は、福島地域の電源供給として大きく意味を持つのではないかと考えました。幼少期を福島で過ごした私にとっても、福島をフィールドとしたプログラムで地域に貢献できることは大きな意味を持っていました。

・ 参加してみていかがでしたか

FTCの魅力は、資金面だけではなく、約1年間個別にメンターがついて伴走支援してもらえることです。創業1年未満でわからないことが多い中、経験豊富で応援マインド溢れるメンターや事務局、福島イノベーション・コースト構想推進機構の方々に、様々なアドバイスや情報を浴びるように頂き、大きく成長することができました。また、ともに並走した起業家の存在も大きかったです。毎月集まり共に指導を受けることで、お互いの進捗を知ることができ、自分たちだけで進めているよりも何倍の刺激や学びがありました。現在も、良きライバルであり応援し合える仲間としての関係が続いています。

・ 次年度申込される方に一言

絶対に参加したほうが良いと思います。創業間もない時期は、様々な面でどのように進めたら良いかわからない、どこに情報があるかもわからない状態です。FTCでは、これまでに多くのスタートアップを見てきたプロの方々が、会社ごとに合うアドバイスや情報をピンポイントでくださいます。また、ここで得られるのは情報やスキルだけではなく、人脈や仲間と、将来にわたって個人と会社にとっての財産になるものが大きいです。今だからこそ受けられる恩恵と考えて、ぜひこの環境に飛び込んでみることをお勧めします。

スケジュール

エントリー開始

令和6年
4月18日(木)

エントリー締切

5月31日(金)
17:00

選考・採択者決定

6月下旬

ワークショップ
(計6回)

8月〜12月
予定

ピッチイベント

令和7年 1月下旬
予定

伴走型個別メンタリング

*スケジュールは予告なく変更される場合があります。

*応募結果について
採択については、外部有識者を含めた採択委員会にて審査を行います。審査結果は、令和6年6月下旬までに「公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構」より個別に通知予定です。

動画アーカイブ

昨年度参加者のピッチ内容を動画でご覧いただけます。

アーカイブはこちら

応募条件

〇福島県浜通り地域等15市町村(イノベ地域):いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村にすでに立地している、または、同地域に根差し将来的なビジネス展開を行う意思を有する企業、個人等及び、同地域に法人格を有する団体等と連携して事業を行おうとする企業、個人等であること。なお、本事業期間内における上記企業、個人等の主たる活動地域が、イノベ地域内でなくてもよい。

〇ビジネスアイデアが以下のいずれかの分野に当てはまること
廃炉、ロボット・ドローン、エネルギー・環境・リサイクル、農林水産業、医療関連、航空宇宙
*申込に際し、どの重点分野に当てはまるかお悩みの場合など、広くご相談ください。


〇原則、期間中全てのワークショップ、ピッチイベントへの参加が可能であること。
*なおワークショップは福島県いわき市・神奈川県川崎市の両会場で同メニューを実施。どちらかでの参加が必須となります。


〇「 地域復興実用化開発等促進事業費補助金 」で採択されている場合は、採択されている事業テーマと同一のテーマで応募しないこと。

〇暴力団、暴力団員、暴力団関係企業、その他これらに準ずる者(暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者)(以下これらを「暴力団員等」という。)に該当しないこと及び次の項目のいずれにも該当しないもの。
ア)暴力団員等が経営を支配していると認められる関係を有すること。
イ)暴力団員等が経営に実質的に関与していると認められる関係を有すること。
ウ)自己、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を加える目的をもってするなど、不当に暴力団員等を利用していると認められる関係を有すること。
エ)暴力団員等に対して資金等を提供し、または便宜を供与するなどの関与をしていると認められる関係を有すること。
オ)役員または経営に実質的に関与している者が暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有すること。

応募を検討される方は募集要領をご確認ください。

募集要領はこちら

エントリー受付期間

令和6年4月18日(木)令和6年5月31日(金)17:00

エントリーはこちら

ビジネスアイデア事業化プログラム説明会

皆さんの技術シーズ/ビジネスアイデアの事業化を伴走支援する担当者が、プログラムの内容を分かりやすく説明しています。
プログラム内容を詳しく知りたい方、エントリーを検討している方はぜひお申込みください。

説明会動画視聴申込はこちら

お問い合わせ

【ビジネスアイデア事業化プログラム・プログラム/説明会に関して】
「ビジネスアイデア事業化プログラム」運営事務局
〈担当〉
株式会社ツクリエ
〈連絡先〉
E-mail:info@seeds-commercialize.jp
TEL:090-9839-2956

※なおFukushima Tech Create(FTC)は、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構から株式会社ツクリエへの委託業務です。